xAIのGrokでできること
Grok は、xAI が開発する対話型のAIサービスです。文章の作成や調べもの、画像の生成まで幅広くこなせますが、最大の特徴はリアルタイムのX(旧Twitter)の投稿を参照できる点にあります。
ChatGPTやClaudeといった多くのAIは、学習に使ったデータの締め切り(カットオフ)以降の出来事を直接は知りません。これに対しGrokは、Xに投稿された最新の話題を踏まえた回答を出しやすいとされています。今まさに起きている出来事や、世間の反応を素早くつかみたい場面で強みを発揮します。
Grokが使える場所
Grokは、Xのアプリ内から直接利用できるほか、専用サイトのgrok.comやAPIからも使えます。普段Xを見ている流れのなかで、気になった投稿について深掘りを頼む、といった自然な使い方ができます。
Grok 4.3とGrok 4.20の違い
Grokのモデルは継続的に更新されています。2026年6月時点での主力はGrok 4.3で、さらに大きなコンテキストに対応するGrok 4.20も登場しています。
Grok 4.3は2026年4月にリリースされ、最大100万トークンのコンテキストウィンドウに対応します。コンテキストウィンドウとは、一度に扱えるテキスト量のことで、これが大きいほど長い資料をまとめて読み込ませやすくなります。Grok 4.3には、深く調べるDeepSearch、じっくり考えるThinkモード、画像生成のGrok Imagine、さらにPDFやPowerPointを直接生成する機能が備わっているとされています。
Grok 4.20はフラッグシップのBeta版で、コンテキストウィンドウを最大200万トークンまで拡張したとされています。とても長いドキュメントを一括で扱いたいときに向いています。
| Grok 4.3 | 2026年4月リリースの主力モデル。最大100万トークン。DeepSearch・Thinkモード・Grok Imagine・PDF/PowerPoint生成に対応。 |
|---|---|
| Grok 4.20 | フラッグシップのBeta版。コンテキストを最大200万トークンまで拡張。 |
| 引退モデル | Grok 3・初代Grok 4・Grok 4 Fast・Grok 4.1 Fastは2026年5月15日に引退。旧スラッグはGrok 4.3標準料金で課金。 |
Grokの料金と使い方
Grokは、Xのアプリや専用サイトから利用を始められます。無料で試せる範囲と、より高度なモデルや機能を使える有料プランが分かれています。Xを普段から使っている人にとっては、慣れた画面のなかでそのまま使い始められる手軽さがあります。
料金や無料枠の内容は改定されることがあります。契約前には必ずxAIの公式ニュースなどで、最新のプランと提供状況を確認してください。
GrokのX連携とDeepSearchの活用
Grokの持ち味を活かすなら、X連携とDeepSearchの組み合わせが軸になります。話題になっている出来事についてDeepSearchで深掘りし、Xでの反応も踏まえて整理させる、といった使い方は、最新性が問われる調べものと相性が良い方法です。
Grokのビジネスでの使いどころ
Grokは、リアルタイムのX(旧Twitter)を参照できる強みを活かした使い方が向いています。専門知識がなくても、次のような場面で役立ちます。
- 最新の市場や競合の話題を、Xの投稿も踏まえてチェックする
- 自社や自社商品に対するSNS上の反応を把握する
- トレンドを踏まえて、企画やキャンペーンの下調べをする
- 長い資料や記事の要点を短くまとめる
- PDFやPowerPointのたたき台を直接つくる
最新性が問われる調べものほど、Grokの持ち味が活きます。じっくりした分析は他のAIと使い分けるのも実用的です。
Grokを長文ドキュメントで使うときのコツ
Grokに長い資料を読み込ませて要約や下調べをさせるときは、資料をあらかじめMarkdown(マークダウン)形式に整えておくと精度が上がります。見出しの階層や表の構造が保たれ、AIが内容を正確に読み取りやすくなるためです。
Webページをそのまま貼り付けると、装飾やレイアウト情報が混ざって読み取りの妨げになることがあります。元データをマークダウンに変換してから渡すのが、安定した結果を得る近道です。
無料ツール
URLマークダウン変換
URL(ウェブページ)を入力するだけでマークダウン(Markdown)に変換。見出し・表・リスト・リンクを保持したままmd化でき、LLMやRAGの前処理、調査資料の整形にも最適な無料オンラインツール。
今すぐ使ってみる →入力したテキストやファイルはお使いの環境内で処理され、sakuttoのサーバーに送信されません。仕事の資料を扱うときも安心して整形できます。
Grokの始め方と基本の使い方
Grokは、Xのアカウントがあれば始められます。普段Xを使っている人なら、アプリ内のメニューからそのまま呼び出せるため、新たな登録の手間が少ないのが特長です。専用サイトのgrok.comからも利用できます。
- Xのアプリか専用サイトでGrokを開く
- 入力欄に質問や指示を打ち込む
- 返ってきた答えに、追加の注文を重ねて目的の形に仕上げる
うまく使うコツは、一度で完璧を狙わず、会話を重ねて近づけることです。「誰向けに」「どんな形式で」と条件を添えると、ねらいに近い答えが返ってきやすくなります。最新の話題を調べたいときは、いつ時点の情報かを意識して尋ねると、回答の鮮度を確かめやすくなります。
Grokを使うときの注意点
便利な一方で、AIは事実と異なる内容をもっともらしく答えることがあります。とくにXの投稿には未確認の情報も混ざるため、数字や固有名詞など正確さが必要な内容は、回答をうのみにせず一次情報で裏取りしてください。
また、社外秘の情報や個人情報をそのまま入力する際は、勤務先のルールを確認することをおすすめします。重要な判断は、AIの回答をあくまでたたき台として扱い、最終的には人が確認する前提で使うのが安全な進め方です。
コストが気になる場合は、まず無料で使える範囲から試すのがおすすめです。毎日の業務で使う、長い資料をまとめて扱う、より高度なモデルを使いたい、といった必要が出てきた段階で有料プランを検討すれば、無駄なく自分の使い方に合ったプランを選べます。とくにGrokは、最新の話題を追う調べものに強い一方で、じっくりした分析や定型業務は他のAIのほうが向く場面もあります。複数のAIを目的に応じて使い分けると、それぞれの持ち味を引き出せます。たとえば、速報性が問われる調べものはGrok、じっくりした長文の整理は別のAI、というように役割で分けると迷いが減ります。
Grok・xAIに関する公式ソース
本記事の内容は、以下の一次情報(公式ニュース)をもとに整理しています。モデルの仕様や料金は変わることがあるため、最新の正確な情報は必ず公式ソースをご確認ください。